犬飼愛生精選詩集『百年たっても僕らをこんな気持ちにさせるなんてすごいな』増刷出来のお知らせ。

好評につき、一時的な品切れとなっていた犬飼愛生精選詩集『百年たっても僕らをこんな気持ちにさせるなんてすごいな』の第2刷が出来上がってきました。


購入を希望される方は、press.shoshibun@gmail.com 宛てに、

『犬飼愛生詩集購入希望』というタイトルで、

以下の項目(必須)を記入したメールをお送り下さい。

☆氏名 ☆住所(郵便番号含む) ☆電話番号 ☆購入希望冊数

メールにて折り返し、代金のお支払い方法等の詳細をお知らせ致します。


著者=犬飼愛生(いぬかい・あおい)

四六判 ソフトカバー 94ページ

定価[本体1,300円+税]

2020年8月25日発行

在庫あり


収録詩篇:

『カンパニュラ』全16篇

『なにがそんなに悲しいの』全17篇

『stork mark ストークマーク』抄22篇

他、未刊詩篇6篇

あとがき



詩集紹介:

 本書は犬飼愛生の既刊の二冊の詩集全篇と2018年刊行の最新詩集からの抜粋、各種媒体発表作品と未発表作品を含む全61篇である。

 大学卒業後から20代後半に書き溜めた詩篇をまとめた私家版詩集『カンパニュラ』。ここには大阪の中心地で会社員として働く彼女の視点から見た、街のリアルや生々しい人間関係を想起させる若い詩篇が詰め込まれている。当時本人が行っていたポエトリー・リーディング用に書かれた関西弁の混じる作品や父の死を題材にした作品も入る、当時限定100部で刊行した作品集(絶版)である。

『なにがそんなに悲しいの』は2007年の第3回詩学最優秀新人賞受賞直後に刊行された、『詩学』投稿時代の作品を中心に編まれた詩集。12ヵ月連続掲載を目指して書き続けた犬飼の執念が光る作品が収録されている。最優秀賞受賞記念の書き下ろし作品「ミャムミャム・テ・オレ」や、本書タイトルにもなった「百年たっても僕らをこんな気持ちにさせるなんてすごいな」を含む全17篇。20代最後の作品集(絶版)である。

 前作から11年ぶりに2018年に刊行された『stork mark』で犬飼愛生は第21回小野十三郎賞を受賞している。本書ではその中から22篇を厳選して抜粋。出産・育児を通して揺れる世界の中で生まれた作品だけではなく、11年間で書き溜めた「常に読者を驚かせる小さな花火でありたい」と読み手を意識した作品スタイルを構築したといえる1冊である。 

 そのほかに小野十三郎賞受賞後に新聞社や商業詩誌からの依頼で書き下ろした数編や未発表作品を含む6篇を収録。全61篇でこれまでの犬飼愛生作品を一気読みできる詩集となっている。

0コメント

  • 1000 / 1000